水冷ポルシェ996カレラの泣きどころ?
インターミディエイトシャフトのアップグレード

インターミディエイトシャフト破損でエンジンブロー
水冷ポルシェのM96/97あたりに見られるトラブルです
壊れてからだと200万円位の出費になるそうで
転ばぬ先の杖という事で対策品に交換です

空冷とはまったく別物のエンジンです
996カレラ2のエンジン 6MT


対策品のベアリングはオイルシールやベアリングやOリングやシャフトが強化されているようです
問題のインタミのベアリング
対策部品のアップグレードでインターミディエイトシャフトのトラブルは安心です

空冷にもインタミはあるのですがトラブルはほとんど聞きません
空冷のシャフトは短いしシングルカムなのでベアリングへの負担も小さく問題は出なかったのかもしれません

今回外した部品はベアリングも異常なくガタツキなど特に問題は起きていませんでしたが
確かにシャフトは8mmだしオイルシールも熱による劣化でベアリング内部に
エンジンオイルが交通してしまい本来密閉されている部品の潤滑が得られなくなってしまいそうです

走行が6万キロの車両だったのでエンジン内部は目立った磨耗も無く良好な状態でした
ヘッドや各部を洗浄してピカピカにして組みます

バルブもシートも状態の良いヘッドでした

さすがポルシェのエンジンです
シリンダーやピストンやその他色々な寸法や重量が
非常に少ない誤差で組み立てられています

ピストンもリングもバッチリ規定値で交換の必要は無いと思ったのですが
強いご希望でピストン交換もしました
精密バランス取りやポートやマニフォールドの修正などを追加しました

ピストンの若干の軽量化とそれにともないコンロッドも少し軽量化を施しました
シール類もすべて交換しロックタイト574を使い丁寧に組み立てました


これであと10万キロは元気に走ってくれるんじゃないでしょうか





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